サギダル尾根〜宝剣岳
- TeG
- 4月29日
- 読了時間: 3分
更新日:7 日前
2025.4.22〜23
メンバー:AKE , Tobu, TeG

大山の雪もほぼ終了した残雪期。まだ残る雪稜を求め中央アルプスのサギダル尾根〜宝剣岳へ行ってきた。
米子をPM6:00集合してAM1:00ごろ菅の台バスセンター 駐車場へ到着。車中泊のあと始発7:15のバスにて標高850mから1662mのしらび平駅へ。そこからロープウェイでなんと僅か7分で2612mの千畳敷駅へ。
合わせて高低差約1800mを僅か1時間たらずでいけるとはこんなに文明の力はすごいものだ。「そりゃわざわざ歩いて登る人も少ないわな」などと思いながら駅を出ると千畳敷カールがいきなりドーンと目の前に広がる。あまりにも1時間前との景色の差に呆然として目を左へ向けるとこれまた目の前にサギダル尾根が。しかも本当にすぐそこ、超快適アプローチ。



尾根の下部はハイマツに覆われており左から巻いて上がる。このまま行くとどこまでも上がれそうな気もしたので灌木と岩が露出してきたあたりから取り付く。
するとすぐ核心と思わしき岩稜帯へ。ここからロープを出してTeGがリード。ほぼ雪はついていなくダブルアックスが邪魔で仕方ない。岩に釣られて右上して行くと右側が切れ落ちているところにて次の足の置き場に困る箇所が。ここがたぶん核心。アイゼン の爪を慎重にかけてゆっくり体を持ち上げて通過。そのあと大きな岩を跨いだところで短いピッチを切った。

その後、AKEとTobuも順調に登ってきてツルベでTobuリード。安定の登りでそのままサギダルの頭へ。フォローで登るが、低い木の下をくぐるところで体がひっかかりなかなか出れないという核心が待っていた。
思ったより短くて拍子抜けしたところもあったが景色も最高でピリッとした箇所もあり楽しめた。


その後の宝剣岳までも岩稜帯の連続で楽しめ、雷鳥に出会ったり、踏み抜きで下半身が埋まったTeGの救出作戦があったり、トロルの舌では筋トレをして「TTり県」民のお二方は決めポーズを見せてくだったりして楽しんだ。締めは帰りのバスでカモシカとの遭遇までセッティングというおもてなし?を受けて満足して下山。






エンディングは温泉に入り某有名店にてソースカツ丼を頬張り、AKEがご褒美に馬刺しをご馳走してくださり、私も負けじと蜂の子を頼んで初めての昆虫食をコンプリート。
私の初の岳狼での遠征は何から何まで仕組まれたような完璧な遠征となった。



記:TeG
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