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瑞牆、小川山遠征

  • TeG
  • 11月18日
  • 読了時間: 5分

2025.10.20-22

メンバー:HIRO、AKE、TeG、(Taka現地合流)

記:TeG


10月20から22日の三日間で瑞牆遠征へ行ってきました。

3日間ということで長文になってしまった。


〈DAY1〉

前日の19日深夜11時に米子を出発して朝6時半ごろ山梨は道の駅こぶちざわへ到着。天気はというと、、、雨。高速の道中はずーっと雨であった。予報では朝の4時ごろからはあがるということだったがどうやら外れたようだ。回復傾向なのは間違いないのだが、登れる可能性はすごく低い。せっかく遠征に来たのに雨で登れないのだけは避けたかったのだが天気ばかりはどうしようもない。

仮眠もほどほどに今回の現地案内人のTakaと合流。Takaは4月に八ヶ岳南麓に移住し現在は山梨支部長兼会長である。

相談の結果、とりあえず行くだけ行ってみようということに。小淵沢から瑞牆はおよそ1時間。近づくにつれて日も出てきて、ワンチャンいけるかも?という期待も、、、

瑞牆はクラックルートが多く、山陰ではなかなかクラックを登る機会も少ないため、貴重な体験である。なんとしても登りたい。

到着後まずは不動沢方面モツエリアへダメ元で向かう。お目当てはモツクラックだが、、、なんと乾いているじゃないか!!日頃の行いが、、、?嬉しいサプライズ。Taka曰くいつもよりパリパリらしい、あんなに降った後なのに不思議だ。

気持ちよく登って取り合えずみんな「モツクラック5.8」をオンサイト&フラッシュ!

しかも私TeGはアップで「かずのこ5.10d」をマスターオンサイトしグレード更新のおまけ付き、滑り出しは上々である。

そのあと屏風岩方面へ移動してAKEとクラック初心者のTeGは屏風岩正面壁の「不動沢愛好会ルート5.10a」へ、TakaとHIROはエンペラータワーの『よろめきクラック5.10a』へそれぞれ分かれての登攀となった。

愛好会ルートはパっと見登れそうに見える。綺麗にクラックが立ち上がっており高さもそんなになさそうだが、、、結果全然歯がたたなかった。凹角沿いのため狭いのとフィンガーなのかハンドなのか微妙なサイズでジャムが決まらない。いや技術不足で決めれないと言った方が正しいか。TeGは最終的にカムエイドしてトップアウト。

続けてAKEがTRで挑戦。やはり凹角の核心部分で苦戦するもなんとか突破、流石である。

その後、よろめきクラック組へ合流してTRで登らせてもらったが当然ダメダメでワイドクラックの洗礼を受けたのであった。

「モツランド」
「モツランド」
「モツクラックをOS、HIRO」
「モツクラックをOS、HIRO」
「モツクラックを登るAKE」
「モツクラックを登るAKE」
「モツクラックをOSして喜ぶTeG」
「モツクラックをOSして喜ぶTeG」
「看板ルートのレーザーズエッジ、TeG」
「看板ルートのレーザーズエッジ、TeG」
「よろめきクラックを登るAKE」
「よろめきクラックを登るAKE」
「よろめきのスタートで洗礼をうけるTeG」
「よろめきのスタートで洗礼をうけるTeG」

〈DAY2〉

2日目はもともとはマルチを予定していたが今日も雨の為計画中止。昨日より状態は悪く今日こそダメかと思われたが相談の結果、今回もダメ元で雨に強いとされる黄金狂エリアへ行ってみることに。シトシトと降り注ぐ雨の中エリアに到着、、、なんと岩は乾いており登れそうである。さすが!日頃の行いが、、、

まずは「コハク5.10c」をHIROがリードで登る。5mほど登るといきなり核心部。かなり厳しいようで人工を交えてトップアウト。

次にTeGが無謀にもHIROが苦労してかけたロープを抜きリードで取りつく、、、しかし登れるわけもなく核心部分で30分くらい粘った末人工を試みるも断念して敗退。

あとからきた見るからに強そうなクライマーのおじさまにお願いしてトップロープをかけてきてもらう始末。あとから聞いたらフリークライミングのインストラクターをしているSさんだとか。有料級の登りを見せていただきありがとうございました。今度はお金払います(笑)

Takaはお目当ての「クロム5.11a」を挑戦。さすが身のこなしが違う。何度かテンションはかけていたが見事トップアウト。

TeGもTRで触らせてもらうがダメダメ。

自分はもう満身創痍だったがROOF ROCKのスタッフの方々の素晴らしい登りやSさんの登りなど見れて賑やかで楽しい時間を過ごせた。

「コハクの核心部を登るHIRO」
「コハクの核心部を登るHIRO」
「コハクを登るAKE ※写真左」
「コハクを登るAKE ※写真左」
「クロムを登るTaka」
「クロムを登るTaka」

「クロム核心部で奮闘するHIRO」
「クロム核心部で奮闘するHIRO」
「クロム離陸直後のTeG」
「クロム離陸直後のTeG」
「雨に強い黄金狂にワイド好きが集まり大盛況」
「雨に強い黄金狂にワイド好きが集まり大盛況」
「夜はTaka宅で鍋パ」
「夜はTaka宅で鍋パ」

〈DAY3〉

最終日の前夜はなんと雪予報。さすが山梨。半ば諦めていたが朝になると雪は降っていないが曇天。午前はなんとか持ちそうと判断してこれまたダメ元で小川山へ向かうことにした。小川山は日本のヨセミテと言われるらしく至る所にボルダーやショートルートがある。僕からしたら瑞牆も十分ヨセミテなのだが。(当然ヨセミテには行ったことはない)

今日は妹岩というエリアへ。そこの看板ルート「カサブランカ5.10a」をHIROとTeGとAKEがトライ。Takaは狙いの「ジャックと豆の木5.10c」へ。

まずはカサブランカをHIROがリード。惜しくも中間部でフォールしてしまったがしっかりトップアウト。

次に登れるわけもないのだがTeGが無謀にもHIROがかけてくれたロープを抜きリード。予報通り取り付いたと同時くらいに小雨が降り出したがそのまま登攀開始。5、6mくらい上がったところでカムにクリップしようとした時に左の足が抜けて手繰り落ちしてしまった。3mぐらいフォールして右手に怪我。AKEがしっかりビレイしてくれてグランドしなかったのでよかったが猛烈反省。心配おかけしました。

その後、気を取り直して登るも体力気力とも失われて敗退。小雨が降ってきて時間的にも迫ってきてたので回収も合わせてHIROにもう一度登ってもらう。ラストはTRでAKEがトライ。苦戦しながらもノーテンでトップアウトし回収して最終日終了。

山陰にもこんな岩場があったらいいのに、、、と思いながら下山することにした。


3日間天気に悩まされたが結果として全日程登ることができてとても楽しい遠征だった。そして自分のクラックに対するバリエーション、技術のなさを痛感することになり、とても良い経験になった。

3日間お世話になったTakaとご家族、岳狼メンバーたち本当にありがとうございました。また行きましょう!

「カサブランカの核心部、HIRO」
「カサブランカの核心部、HIRO」
「カサブランカを登るTeG、下部も少し悪い」
「カサブランカを登るTeG、下部も少し悪い」
「カサブランカ、流石の安定感AKE」
「カサブランカ、流石の安定感AKE」
「ジャックと豆の木をトライするTaka」
「ジャックと豆の木をトライするTaka」

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