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船上山、鱒返しの滝

  • TeG
  • 9月9日
  • 読了時間: 3分

2025.8.19

鱒返しの滝 下部散策

メンバー:AKE.、TeG

「鱒返しの滝」
「鱒返しの滝」

船上山の鱒返しの滝の散策に行ってきました。下流に滝があり、なかなか楽しめると聞いていたが舐めてました。


入渓してから30分前後くらいでF1に到着。10mちょっとくらいだろうか?なかなか立派です。裏見ができる滝で下部はハングしているので直登は無理そうなので左岸を登って最後水線の右に出るというルートを選択。パッと見はそんなに難しくなさそうに思えた。実質登攀するのはほんの4.5メートルくらいしかないし。

「俺行きますわ」くらいの軽い感じでTeGリードスタート。

「F1、左岸から水線を辿る」
「F1、左岸から水線を辿る」

しかし結果、、、悪過ぎた!

アブミを出して登るのだがまず1ピン目のリングボルトがもう錆びて細くなっている。少し衝撃を与えたら崩壊必須の状態。そーっと体重をかけて登るが、心臓ドキドキ。実はアブミ初めてなんです、わたし。

なんとか次のアブミをかけて、下の分を掛け替え。

そこから左上して水線横まで出るのだがツルツルスラブでこれまた手も足もナッシング。真上に真新しいリングを見つけてとりあえずそこにヌンチャクをかける。ヌンチャクを手がかりに体を引き上げ滝の上り口にある割れ目にハンマーを引っ掛け無理やり上がる。あとちょい、、、ってところでハンマーが抜けてフォール。なんとか新しいピンが持ち堪えてくれたが、これが1ピン目なら間違いなく終わってたかも?

まさにファイトいっぱーつ状態でなんとか登りきると大層立派な終了点。おそらく下降用に新設された模様。

ありがたく使わせていただき、AKEを引き揚げる。さすがスイスイと上がってくるAKEだがその後わたしがフォールした核心部分で手こずっているらしくなかなか上がってこない。

そうこうしているうちに滝散策に来たお子様たちがワラワラと現れてギャラリーに。その中の中学生くらいの子に「何してるの?あの人たち?」と注目を集めているAKEをよそにわたしは顔隠してみたりして、、、しかし登っているAKEはそれどころじゃなさそうで「落ちるかもしれんよー!ちゃんと持っといてよー!」と大きくコール。

いつの間にやら子供たちも帰っていった頃になんとか完登。

「F1の終了点より」
「F1の終了点より」

滝をあがると立派なゴルジュが目の前に現れる。これは登った人しか見れないご褒美。他の方のブログでは胃袋淵と命名してあった。言い得て妙。名前に相応しいゴルジュであった。が、写真撮るの忘れた。


そこから10メートルくらいでF2に到着。左右が狭まっているため水線を突っ込むしかない。すごい水圧で打ちつけてくる。何度か諦めかけながらも顔を水線の奥まで突っ込むとちょうどぽっかりと窪みがあった。そこまで顔を入れれると息もできるし水圧も減った。やはり頭部に水がかかるのは人間怖いもので抜けてしまえばあとは難しくない。なんとか這い上がり、AKEを肩がらみで引き揚げに入る。果敢に何度か水線の中に突っ込むが水圧に負けてとうとうギブアップ。

『F2を登るAKE」
『F2を登るAKE」

もう少しで鱒返しの滝本流だったため後ろ髪を引かれる思いもあったが”野外での無理は禁物”なので取り付きまで懸垂撤退となった。

短時間の遡行ではあったがとても充実した活動となった。


午後からは名和クライミングセンターにて新しくなった課題を軽くさわってその日はお開きとした。

鱒返しの滝本流。次回こそ!

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